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実家の片付け・遺品整理と、許可業者の見分け方
実家の片付けは、残す物を決めることから。家庭のごみを運べるのは市区町村の許可業者だけです。費用の目安とトラブルを避けるポイントをまとめます。
更新:2026年10月18日
まず「残す物」を決める
業者に頼む前に、家族で次のものを探して分けておきます。一度処分すると取り戻せません。
- 書類:権利証(登記識別情報)、固定資産税の通知書、預金通帳、保険証券、年金の書類、契約書、借入の書類
- 貴重品:印鑑、現金、貴金属、鍵
- 思い出の品:写真、手紙、形見分けしたい物
- 仏壇・位牌:処分する前に、菩提寺などに供養(閉眼供養)を相談するのが一般的です
相続放棄を考えている場合は、価値のある家財を処分すると放棄できなくなることがあります。片付けは、放棄するかどうかを決めてから始めましょう。
費用の目安
家の広さと荷物の量で大きく変わります。
- 荷物が少ない家:延床1㎡あたり数千円
- ふつうの量:延床1㎡あたり5,000〜8,000円ほど
- 物置・納戸までいっぱい:延床1㎡あたり1万円を超えることも
延床100㎡の家で荷物がふつうなら、50万〜80万円ほどが目安です。2階からの大型家具の運び出し、エレベーターのないマンション、庭の物置などで費用は上がります。
費用を減らす工夫:
- 家族で処分できる物は、市区町村のごみ収集や粗大ごみで出す(数回に分ければ大きく減らせます)
- 着物、骨董、貴金属、ブランド品、家電などは買取業者に査定してもらう
- 家を買取業者に売る場合、荷物をそのまま引き取ってもらえることもある
家庭のごみを運べるのは「許可業者」だけ
家から出るごみは「一般廃棄物」です。これを有料で回収して運ぶには、その市区町村の「一般廃棄物収集運搬業」の許可が必要です。
- 「産業廃棄物収集運搬」の許可や、「古物商」の許可だけでは、家庭のごみは運べません。
- 許可は市区町村ごとです。実家のある市区町村の許可を持っているかを確認します。
- 許可を持っていない業者が、提携する許可業者に運搬を任せて、きちんと処理している場合もあります。その場合も、どの許可業者が運ぶのかを確認しましょう。
- 市区町村のホームページで許可業者の一覧を公開していることが多いです。
いえのことでは、片付け・不用品回収の業者として、その市区町村の一般廃棄物収集運搬の許可を確認できた業者だけを掲載しています。
よくあるトラブルと防ぎ方
- 「無料回収」の軽トラックやチラシ:積んだ後に高額な料金を請求されたり、不法投棄されたりする例があります。不法投棄されると、元の持ち主が責任を問われることもあります。
- 見積もりより大幅に高い請求:見積書に「何を、どれだけ、いくらで」が書いてあるか確認し、追加料金が出る条件を事前に聞いておきます。
- 当日になって契約を急がせる:複数社の見積もりを比べてから決めましょう。
困ったときは、消費生活センター(電話188)に相談できます。
遺品整理業者と片付け業者
「遺品整理」は、仕分けや供養、貴重品の捜索まで丁寧に行うサービスです。「遺品整理士」は民間の資格で、ごみを運ぶ許可とは別物です。どちらに頼む場合も、ごみの運搬の許可を確認することは同じです。
この記事は2026年10月時点の一般的な説明で、金額は目安です。ごみの出し方や許可業者の一覧は、実家のある市区町村にご確認ください。